激辛鯉野球 バージョン2 2002


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日付 なにしとん?
2002.5.31
対巨人
2−3
黒田惜敗
■「見殺し」としか言えない!?
腰痛の癒えない黒田が前回とかわらぬこれ以上ない粘投。2点のビハインドを主砲の一振りで同点、その裏のノーアウト3塁を無失点と、流れは完璧にカープにあったはずなのです。ところが、巨人ファンにとってこれ以上ないサヨナラゲーム。カープファンにとってはこれ以上ない残念な結末となってしまいました…。前田−条辺−岡島の必死の継投策の前にあえなく無安打。どうしたことか、今年は本当にロードに弱いですね…。黒田の好投に報いて欲しかったです。

■敬遠はいい結果に終わらないような気が…
仁志の打球の処理を誤った時点で、もう満塁策しか取りようがないのはわかっていました。が、しかし、それしかないにせよ、とにかく今年は敬遠していい結果に終わることがないような気がします。1点取られたら終わりの場面ですから、塁を埋めて前進守備をして本塁封殺を狙うのはセオリー。ただ、清水を歩かせたら川相に代打が出るというのも分かりきった話。今巨人での代打の切り札と言えばキヨハラ以外にないというのも明白。黒田対キヨハラ、早い回での対戦なら黒田の圧勝だったでしょうが、緊迫した試合での延長10回。黒田にとっては酷な話でありまする…。かといっても、代打キヨハラで黒田を代えることはまずできないでしょうし、暴投、パスボール、押し出しではなく、きっちりと打たれて負けたのですから、サヨナラをくらったとはいえ、「黒田・天晴れ」ですよね、今日の試合は。
2002.5.30
対中日(昨日)
10×−9
新井サヨナラHR
■状況は変わらない!?
ようやっと勝ちました。それもこれもホームゲームのおかげです(仙台だというのに)。繰り出す投手、繰り出す投手が失点また失点(悲しいかなこれは事実です)。唯一、最近好調の幹英が2回を無失点と好投してくれたことが最大の勝因と言えますね、やはり。昨年ようやっと「万年防御率4点台」を抜け出せたと思ったのに、5月29日現在で4.60と、横浜にもかわされて最下位に転落…。なぜなんでしょう、どうしてなんでしょう…。打撃の方はそこそこいい感じでいってる分(効率はよくないですが)、防御率が4点を切るようになれば一気にAクラスに駆け上れる可能性がきわめて高いだけにとても残念です…。明日からの巨人戦、今年むちゃくちゃ苦手にしているロード(6勝13敗)での3連戦ですが、前回の広島での3回戦同様、最低でも勝ち越して欲しいものです。ワールドカップがついに開幕してしまいますけれども。世間の目がW杯に向いている間に、あれよあれよのAクラス入りというのもいいですね。ちなみに、昨日の中日戦までの総失点207点。42試合消化しているので、1試合あたりの平均失点数なんと4.928571(ちなみに巨人の平均失点数は3.31)。な〜んだ、6点取れば勝てるんじゃんか。
2002.5.28
対中日
2−4
粘り負け
■福地ころがせ
きょうもスタメン2番・センターの福地。ところがあえなく2打席連続三振にて緒方と交代。う〜ん、なかなか打つ方で結果が出ません。そもそも、何故福地を2番で使うのかよくわからない用兵ではありますが、いずれにしても周囲は長打を期待してはいないことは事実です。本人的には、「俺は打てるだ」という自負があるかとも思いますが、現状ではなかなか快打は生まれそうにありません。とにかく、福地の自慢は足。空振り三振、見送り三振、凡フライでは足の活かしようがありません。バットを短く持ってもいいじゃないですか。ゴロを転がせば、何が起きるかわかりません。処理を焦って暴投するかもしれません。ここは一つ、「とにかくころがす」ことを念頭に頑張って欲しいものです。ただ、緒方が復活した今、明日もスタメンがあるのかどうかが不安。

■ベルトラン…
ホント今日は何しに出てきたかわからずじまいでしたね。送りバントをヒットにしてデットボールタッチしたのに追いタッチであったがためにセーフに判定されて腹が立ったのはわかりますが、自分の役目をいうものをよくわきまえて欲しいと思いますね。15イニング投げて奪三振も17あるけど、被安打なんと23。これで果たしてワンポイントに切り札と言えるのだろうか?キク、カムバック!
2002.5.25
対巨人
4−3
大逆転勝利
■福地がんばれ!
東出のけがでキムタクがショートへ、空いた外野のスタメンは、浅井でもなく町田でもなく、私が先日「使ってみればいいのに」と提案した福地でした。個人的には1番で使って欲しかったのですが、今日の福地は2番センター。1安打、1犠打、そして1盗塁と、スタメンとしてはほぼ完璧な成績でしょう。ただ、一つ気に入らないのは、なんで福地を2番に置くかです。「東出が2番だったから代役の福地も2番で」とか思っているんだったら、それは首脳陣の思考が硬直している証拠でしょう。福地のセールスポイントは足でしょう?単なる代役としてでなく、待ち望んでいたリードオフマンとして、昭和54年のヨシヒコのようにな大活躍をしてほしいものです。福地的には、ハッスルプレーも必要でしょうが、とにかくケガだけには気を付けてやって欲しいです。
2002.5.24
対巨人
1−0
黒田熱投
■がんばれ打撃陣
今日は最小得点差の1−0黒田様々★大魔神の熱投のおかげで勝ったようなものでしたね。これでここ3試合での得点はたった3と、打撃陣はさっぱり。とはいえ、今日は8安打、5四死球、昨日が6安打4四死球、その前が9安打3四死球と、決して打ってない訳ではないのに深刻な決定打不足。昨日も今日も一昨日も、「あそこであと1本出てれば勝ててたのに」…って場面が何度もありましたよね…。明日こそはきっちりと早い回から援護して、悠々と左うちわで勝って欲しいものです。
2002.5.23
対横浜
1−4
痛敗
■辛辣?
怒濤の連敗を止めてあげたばかりでなく、今シーズン初の連勝までプレゼントしてしまう気前のよさには心底頭が下がってしまいました。またこんな事書くと怒られそうですが(「そう思うんなら書くな」と言われても書いちゃいます)、昨日、今日と、一体全体どっちが最下位なのかわかりませんでした。「初物と左にとことんに弱い」のをいいことに、ほとんど実績のない投手のリレー。チャンスに1本が出ず、古狸の継投策にまんまと愚弄されてしまうなんて…。昨日も今日も序盤のチャンスに1本出てれば間違いなく勝てた試合だっだだけに残念無念です。どうにも日本シリーズで3連勝の後4連敗を食らって以来、森と工藤にはどうにもトラウマがあるみたいですね。もっとも、あの時現役だった選手は皆無な筈なんですが…。ウインドブレーカーをがっちり着込み、ベンチにどっかり腰掛けて、ヘッドコーチ(ですかね)と、試合そっちのけで雑談(にしか見えない)に興じる姿、偉大でさえあります。さすが大監督。お茶でもすすれば最高です。

■若手にやられすぎ
連敗中のチームが「若手を積極的に起用」するのは、裏を返せば万策尽きた最後の手段に等しいわけです。監督本人も、「瓢箪から駒で一人でも二人でも出てくれば…」ぐらいの気持ちだったはずなのに、出す選手出す選手みな大活躍。とにもかくにも、逆転の口火を切ったラッキーなヒットを打ったのが、因縁浅からぬあの内川というのも何かの縁でしょうか…。とにかく怖い者知らずの若手に、「広島はたいしたことない」って思わせてしまうのだけは絶対に避けたかったですね…。
2002.5.22
対横浜
1−3
油断負け
■あっちゃ〜
あっちゃ〜、やっぱりやっちまいましたか。なかなか3タテはできないものとはいえ、きっちりと3つ勝っておきたかったですね、勝てる時には。ただ、2ケタも連敗が続いてしまうと、さすがに選手としても「こりゃあマジでヤバい」ってこれまで以上に真剣になるでしょうから(その気合いが空回りすることも多々あるにせよ)、さすがにここまで負けがかさむと、対戦相手がそうそう連勝できないのもまた事実。とはいえ、今日の試合は勝てない試合ではなかったですよねぇ。相手は今季初先発の投手。その投手相手に4回で6安打を浴びせて結局1点止まり早いうちにひっくり返しておけば違った展開になった筈です。どうにも最近のカープは本塁打が出ないと(大量点)が取れないだけに、単打の積み重ねではリーグ最低の横浜にもかなわないですね…。とにかく早い回にまとめて点がとれれば、横浜には悪いですが負ける相手ではないだけに、明日は絶対に勝って巨人戦前に5割に復帰しておいてください。

■なんで幹英を使わない?
負けてる展開で幹英、追いつめられつつある展開でベルトラン、酒井。細かいことはよくわかりませんが、どうして幹英を玉木の場面で使わないんでしょうか?4点差なら酒井、ベルトランで逃げ切れると思ったのかもしれませんが、小山田の調子が最悪となるとセーフティーリードではありません。今シーズン頭から調子がいい幹英をファームに落としたりするし、酒井には悪いですが、幹英を是非!!
2002.5.21
対横浜
6−5
辛勝
■勝利の方程式は?
完投・完封はできなかったものの、7回を2失点というのはチーム防御率4点台後半のカープの先発投手としてまず合格でしょう。問題はあとの3人。今日は9回頭からいった小山田、いきなり2塁打→3進→犠飛であっという間の1失点、1点差。「1点差でも勝てればいい」というリラックス(?)した気持ちでマウンドに立つことも必要ですが(しかも勝ったんだから本来は何の問題もないのだが)、相手は連敗中の横浜。とはいえ、いつ目を覚ますかわからないので、勝てるときにはとにかく叩いておきたいもの。「明日は勝てるかも」といったやる気を起こさせないようにするためにも、試合の後半はきっちりと抑えておきたいものです。ちなみに、横浜が前回大連敗したときの連敗ストップ役だったのがカープだったみたいですが、今回、そのお役目は巨人さんへお願いするということで…。でもねぇ、「かさにかかってしゃぶりつくす」のが大得意の巨人だけに、18連敗まであり得えますよ。まぁあくまでカープが3タテすることが条件ですが…。

■●●て、誰や?(3回目?)
とにかく今年のカープ投手陣は被本塁打があまりにも多い(ような気がする)。しかも、その前の試合までめっきり調子が上がらなかった外国人選手にパカスカ打たれている(ような気がする)。一人目は阪神のアリアス。二人目は巨人のクレスポ。そして今日はグラン(「誰やそれ」←お約束)。グランってば、我慢強い(はず)の森監督が業を煮やして打順を下げた選手。その安パイの選手に2本も打たれてしまうとは、なんともはや「…」です。ずっぽりとネガティブな雰囲気に浸ってしまっているTBSベイスターズ。今日もし長谷川が悠々完封でもかましていれば3タテ確実だっただけに、「もうすぐベンチウオーマー」の外国人選手に打たれてしまうのはちょっと反省ですね。

■小山田、太った?
「球威がめっきり落ちた」と、CSの解説者にさんざん悪態をつかれてしまった小山田。ひどい話です。ともかく、細かい技術論はよくわかりませんが、なんだかウエスト周りが妙に太く見えたのは私だけでしょうか!?
2002.5.20 ■左がよかったな〜
かねてより噂のあったアカデミー出身のラモン・ラミーレスと契約。スリークオーターからの最速151キロの速球と、高速スライダーが武器の本格派で、なおかつ、けん制やフィールディングも上手ということで、オーナー曰く、「ファームで経験を積めば、夏ごろには1軍に上がれる素質はある。先発タイプ」ということらしいです。昨秋から「いい、いい」と言われていただけに、「何で今頃」て感もしなくもないですが、まあ魔の8月(6戦1休)に向けて心強い限りではあります(額面通り活躍すれば)。ただねぇ、このラミーレス、背が低くて(公称178センチ)しかも右投げ。「先発候補」であるならば、できれば左投げの方がよかったですね(さらにできれば2メートル近い巨漢だったら最高)。河内が伸び悩んでいる今、喉から手が出るほど欲しいはずの左の先発。極端な事を言わせてもらえれば、アカデミーでは左の投手を優先的に育ててほしいものです。それはそうと、このラミーレスの年俸は聞くところによるとたったの440万円とのこと。まあ出来高契約がどうなっているかわからないのではっきりしたことは言えませんが、それにしても安い!確かに育成に金がかかっていることと、まだまだどうなるかわからない投手に高い金を払うのは気がひけるのかもしれませんが、そうはいってもあの2人に総額で約1億も使っていることを思えば(誰とは言いませんが)、もう少し払ってあげてもいいような気がします。金額面でスキをみせると、あの敏腕代理人がまた、「カープは●●●●をしている」と言い寄ってくるかもしれませんから…。とにかくラミーレスには、「チェコの再来」って言われるような活躍を期待しているだけに、「チェコ騒動再び」なんてことは絶対に御免被りたいものです。いきなり「入札制度で大リーグに行きたい」なんて言われないためにも(決して行くなというわけではありません)、きっちりとした契約を望みます。
2002.5.18
秋田まで行って雨
■本末転倒?
秋田、盛岡の試合なのにカープ主催。「プロ野球を生でみれない地域に行って大入り満員」を狙った興行なんでしょうけど、天気には勝てませんでした。関東以西は晴れだというのに…。昨日までの雨が秋田に北上してしまいました。これで今シーズン何試合目の雨天中止になるんでしょうか?いつ決めたのかしりませんが、「自然の中で野球をすべき」という球団理念からすれば、異常気象に起因する天候不順も計算の内なんでしょうが、秋田までいって中止なんてちょっとしゃれになれませんね。これだけこてんぱんな目にあっているというのに、それでも屋根がいらないと言いきれるんでしょうか?

■複合型オープンvs複合型開閉式ドーム
6月末に最終決定が行われるはずの新広島市民球場。5月2日の時点で4つの球場案がありましたが、5月16日の新聞(中国新聞)を読む限りでは、結局、複合型開閉式ドーム案vs複合型オープン案の一騎打ちになりそうですね。屋根を架ける、架けないの論争を別にすれば、これまで私にとって一番の疑問だったのは、「何故カープがあれほどまでにショッピングモールにこだわるのか」でした。その疑問が5月16日付の中国新聞朝刊の記事でわかりました。カープはいつのまにやら、共同事業者として米国最大の商業デベロッパーと手を結んでいたんですね。カープが独自に言い出したにしてはやけに具体的な話をするもんだから、一体どうしたのかと思っていました。バックにそのようなブレーンが付いて夢のような話をすれば、カープ球団としても舞い上がってしまいますよね、やはり。かの商業デベロッパー(とカープ球団)は、「米国での天然芝の野球専用球場を示すボールパークがコンセプト」で、米国系の商業テナントを集めたメガモールを建設いう青写真を描いています。でも冷静になって考えてみませんか?ここは日本。しかも広島。その広島の駅の横の一角にいきなりアメリカを持ち込んでどうするというのでしょうか?本気でそのような計画がうまくいくと思っているのでしょうか?正直な感想を言わせてもらえれば、広島市及び広島県民の気質や土地、気候風土を全く無視した夢想にしかすぎないと思います。「カープよ、目を覚ましてくれ」です。とにもかくにも、カープグループの案で、絶対に容認できないのが、とにかくかたくなに屋根を毛嫌いする点。表面上は「お金がないから」って言ってますが、もしかしたら、「可動式であっても屋根がついてしまうとボールパークでなくなる」って理由もあるんじゃないでしょうね?もしそうだとしたら、これこそ、気候風土を無視した本末転倒の球場案としか評価のしようがありません。これまで何度も力説しましたが、観客は球場を見に来るんのではなくて野球を見にくるのです。「自然の中で野球をすべき」という理念は立派ですが、「雨が降ったら観客もずぶ濡れになって選手との一体感を感じて欲しい」調のノリはご勘弁願いたいですね。私は別にカープに大リーグの雰囲気を持ち込んで欲しいなんてこれっぽっちも思っていません。だってここは日本なんですから。広島にスペインを持ち込もうとしたテーマパークがあっという間に破綻したという事実を忘れてはなりません。
2002.5.17 ■無理するな、黒田!
黒田復帰秒読みといううれしい記事が出ていたので早速読んでみました。16日にブルペンで40球、グランドで65球の計105球。「ほぼ全力で投げられるようになった。球数も試合並みに放れ、いつ(一軍)に呼ばれてもいい状態」と、非常に前向きなコメントで「こりゃ大丈夫そうだ」うれしくなったのですが、次の一文を読んで血の気が引きました(ちょっと大げさ)。「腰の痛みは前ほど気にならないし、うまく(痛みと)つきあっていける」ってことは、ひょっとして治っていないってことなんじゃぁ!?腰痛が投手の持病ってことなのかもしれませんが、本当に大丈夫なんでしょうか?「チームに迷惑をかけてきた。焦るわけでないが、1日も早く戻りたい」という気持ちもわからないではないですが(十二分に焦ってないかい?)、ここで無理してどうにもならないところまで悪くしてしまっては元も子もありません。とりあえず、佐々岡がこの東北シリーズから戦列復帰できることですし、ここで黒田が巨人戦で復帰できれば最高なんでしょうが、もう少しじっくりと待って、痛みが本当に完全に完璧に引いてからの復帰じゃだめ??同期の澤崎の二の舞にはならないようにくれぐれもご注意を。そうそう、それはそうと、その澤崎の復帰はいつ??
2002.5.15
対中日
4−5
借金2
■なんとかならんか?
先日中継ぎで好投した苫米地でしたが、ブレッドとかいう助っ人に2発、井上、森野(いずれもよく知らない)に各1発づつの計4発で、先発ながらあえなく3回KO。そういえば、横山が「ご当地登板」するって聞いていたんですが、出てきませんでしたね。う〜ん、よほど調子が悪いのでしょうか?(横山5/15付けで登録抹消だったんですね。後で知りました)それにしても勝てませんね。2連敗でまだまだ借金は2という現状ですが、なんていうか、うまく言えないんですけど、今のカープからは、強さがぜんぜん感じられません…。チーム打率は.270とそこそこ打ってるし、本塁打数だって阪神(!)に次いでリーグ2位。言ってしまえば、リーグ最下位の防御率が示すように、投壊ってことになるんでしょうけれど、単にそれだけでもないような気もします。シーズン当初から言えば、キクが間に合わず黒田もリアイア、玉木が登録抹消で、佐々岡が腰痛治療中では防御率最下位も致し方なしでしょうか?打の方では、一番心配していた前田は頑張ってますが、ノムケン、緒方が登録抹消チームリーダーが不在ではチームはなかなかまとまりませんよね…。中国新聞の球炎のライターには冷たくあしらわれるし、さすがにTBSベイスターズがあの位置から浮上してくるとは到底思えないので、カープの最下位はないでしょうが、「ことしは楽勝でAクラス、あわよくば優勝だ!」と勢い込んでいた時期が懐かしいです(すごい弱気)。

■デビュー戦を飾れず
たとえ2軍とはいえ、プロとアマって天と地ほどの差があるんじゃないかと思っていましたが、今年に限って言えば(であってほしい)、天と地が逆さまの結果になってしまいました。どうのこうの言っても負けは負け。次回はがんばってちょうだい。それにしても打てんなぁ…。
2002.5.14
対中日
2−9
5位転落
■つけた瞬間
今日も休みだと思ってました、すっかり。「2日空くんだ」と思っていたら、もう2日経ってしまっていたのですね。とにかく今日は最悪でした。会社から帰ろうと車に乗ってラジオをつけた瞬間、ディアスが盗塁死「ディアスに盗塁させるぐらいだから大勝ちしているんだろう」と思っていたら、何が何が1−1の同点。しかもロペスの犠牲フライで同点にした直後の出来事。野球なんてこんなものなのかもしれません…。その裏、粘投を続けてきた鶴田がついにつかまり、鶴田、酒井、ベルトランで計7失点では勝負になりません。あげくの果てには、あっさり河野が2点失点と、中日の今シーズンの最多得点タイとなる9点を献上。2ケタ得点のないチームにここまでいいように打たれてしまうなんて、どうしてしまったんでしょうか?またチーム防御率が下がってしまいます(涙)。これでまた借金生活に逆戻り。しかも順位は5位と、後ろはセ界の借金のほとんどを背負い込んでいる横浜だけになってしまいました(寒)。巨人と阪神がしのぎを削っているというのに、カープはまだ浮上するきっかけがつかめません。シーズン開始前には、投手王国とか恐るべき打線とか言われていたというのに…。後者はあながちはずれてはいませんが、防御率はリーグ最下位に転落と、まったくの投壊状態に陥っています。好転の兆しが欲しい…。今日の5回までは、先のヤクルト戦から続く投手戦だったというのに…。そういうときは打線が沈黙と、本当にちぐはぐになってきてしました…

■酒井と河野
酒井と河野に、ホント、どうしてしまったんでしょうか?酒井についてはシーズン初頭の無理使いが祟ったんでしょうか?ここのところさっぱり精彩を欠いています。河野もぜんぜんですね。故障が完治していないのか、球のキレ、スピードとも最盛期にはほど遠いように思えました。それよりもなによりも、「絶対抑えてやる」ってオーラがほとんど感じられませんでした。確かに試合展開からいって敗戦処理登板には違いないのですが、だからといって、点をとられてもいいってことはないでしょうし…。ワールドカップ(でしたっけ?)に参加させるべきではなかったのかもしれません。
2002.5.13 ■貸した金は返してもらうでぇ〜
巨人が強いと言うよりは、同じチームが巨人と阪神に同じように貢いだ結果が、今のセントラルリーグの順位になっているのです。阪神と巨人に大きく貢いでいるチーム、それはまず最下位の横浜。巨人相手に2勝7敗、阪神相手に1勝5敗。まあこれは横浜ファンには失礼ですが、現状ではきわめて順当な結果と言えます(だから最下位)。その横浜を差し置いて、巨人と阪神に貢いでいるのが我らがカープ。ご存じのように、巨人相手に1勝4敗、阪神相手にはなんと1勝6敗。この2チーム相手に、巨人が11勝3敗、阪神が11勝2敗。いやはや、なんとも盛大に貢いでおります。横浜は、全チームに負け越しているので、とりあえずのところは分け隔てなく貢いでいます。一方の広島は、巨人、阪神相手に借金8。なのにトータルではぴったり5割。ということは、ヤクルト、横浜、中日から巻き上げて上位2チームに融資しているという、昨年私がさんざんやりだまにあげた横浜銀行の経営方法を実践してしまっています。唯一の救いは、巨人にだけではなく、ほぼ同額阪神にも融資していること。これから同額ずつ取り返していけば、「阪神いじめ」=巨人の応援ってことにはならないですから。
2002.5.11
対ヤクルト
1−2×
■オーラを感じない打線
8回までの展開をみて、「今日はいただきだ」と思ったカープファンがどれ程いたでしょうか?「結果論だ」といってしまえばそれまでだということはよくわかっていますが、はっきり言わせてもらえば、完璧な負けパターンだったですね。8安打しながら、結局前田のHRの1点のみ。一言で言えば散発8安打ですが、悪い言い方をすれば無策な攻撃。ひどいこと言っているのは重々承知ですが、最近の打線、どうにも粘りにかけるというか、執着心が皆無というか、とにかく漫然と順番にでなんとなく打っているように見えて仕方ありません。負けが込んでいるからそういうふうに見えるだけなのかもしれませんし、連打、連打の得点が少なく、パカーン、パカーンと打ち上げてばかり(大振り)で、運よくスタンドまで届けばHRで1点ですが、そうでなければ凡フライの山。一つでも前の塁をねらって、貪欲に1点を奪う姿勢がどうにも見えてきません。今シーズ、どうにも打線がつながってこない最大の理由は、言いたくはないですが、いつまでたっても調子が上がらない四番金本いつまでも四番においている首脳陣の判断ですね。「たやすく四番は動かすべきではない」っていうのもわかりますが、まず間違いなくそこで打線がとぎれてしまっているのは事実ですし、「調子が上がってきている」とはいえ、全く結果が伴っていない打者をあの位置に置いておくことが果たして勝つための最大限の采配となるんでしょうか?金本本人にとってもつらいでしょうし、ここらで打順を下げて四番の束縛から離れた立場で自由に打って調子を取り戻させたらどうなんでしょうか?

■継投ミス
小山田がリリーフするんであれば9回頭からでしょう、やはり。そうでなければ、建さんに全てまかせるべきではなかったんでしょうか?連敗の始まりとなった巨人戦。苫米地をひっぱるだけひっぱって、どうにもならない状況にしてしまってから玉木を投入。結局、連敗地獄に陥る逆転負けをくらってしまいました。今日もペタジーニ、古田に連打されて、ノーアウト1,2塁から小山田登場。自身のワイルドピッチもあり、結局サヨナラ負け。今シーズン、ほとんど完投勝ちのないカープ。しかも今日は完封勝ちが狙える展開。「上昇のきっかけをつかむためにも是非とも高橋建の完封勝ちを」ってことでひっぱったんでしょうが、スーパーストッパー小山田が打ち込まれてのサヨナラ負けでは、踏んだり蹴ったりもいいところです…。

■キムカズ、あそこでよけるか?
ワンバン投げた小山田もいけませんが、1−0、9回ウラ、ワンアウト1,2塁の場面での捕手の役割としては不合格ですね。まだまだ経験が大切です。

■悪いことは重なるもので…
昨日、中継ぎエースの玉木が登録抹消となったばかりだというのに、今日は「佐々岡腰痛のため先発回避」のニュースが紙上をにぎわせてしまいました。黒田、玉木と同様、またしても腰痛。今年は腰痛が流行のようですね。あんまり流行って欲しくはないのですが…
2002.5.10 ■玉木が登録抹消
文句一つ言わず黙々と中継ぎの仕事をこなし続ける玉木腰痛でついにリタイア。今ひとつ昨年までのキレがないと思っていたら(ホントか?)、やっぱり故障だったのですね。黒田に続いて玉木まで腰痛。開幕戦前日に雨の中でキャッチボールをさせらえれた訳ではないのに、どうしてなんでしょうか…。
2002.5.8
対横浜
7−5
粘勝
■よこりゅ大丈夫か?
「彼にはもう1回チャンスを与える」の言葉どおり、開幕から先発で結果の出ていないよこりゅが先発。4回を投げて、失点5、自責点5と結果を出せませんでした。それよりもなによりもショックだったのが、被安打6で被本塁打が5。失点5、自責点5だから、ソロホームランを5発くらったことになります。あまり詳しいことはわかりませんが、これって記録かもしれません…。北別府コーチの言のとおりであれば、残念ながらよこりゅは中継ぎへ降格のはず。でも今日の苫米地のように、中継ぎで復活ってことも十分あるし、先発陣が5回ぐらいしかもたないから(これはあまりあって欲しくないことですが)、どんどんと登板機会はありますって、絶対。
2002.5.7
対横浜
雨で中止
■黒田まだまだ
「調子があがらないので登録をはずして走り込み」の予定だったはずなのに、「軽い腰痛のためまだ復帰できない」ってなって、「5月いっぱいは復帰のメドなし」てなってしまいました。もともと腰が痛かったのでしょう、おそらく。はやいところかえって来て欲しいけど、ここはじっくりと治療に専念してもらいたいものです。8月は1月に27試合という強行日程だし。
2002.5.6
対横浜
屋根がない
■やはり屋根をつけましょう
昨日、今日のローカル新聞やローカル放送で結構耳にしたのが、「4日に市民球場まで行ったんですけど、結局中止で残念でした」、「開門と同時に内野自由席を確保したというのに、雨が土砂降りに。傘をさしましたがパンツまでずぶぬれになって帰りました」といったメールやファックス。昨日の新聞には経営サイドの「大損した」ってコメントが出てましたが、ファンサイドから「雨が降って中止になって残念」、経営サイドから「雨が降って中止になって大損」っていう利害関係が一致した声が出ているというのに、どうして球団の新球場に対するスタンスは「屋根は必要なし」となるのでしょうか?「雨がふって大損した」っていうコメントと「屋根は必要ない」っていうのは思いっきり矛盾してるし、ファンの希望とも乖離があります。それとも「雨がふって大損した」ことと「屋根があればいいのに」っていうのは球団サイドからすれば別次元のことなんでしょうか?ファンの中の声として「屋根不要論(どちらかというと人工芝反対論)」があるのはよく知ってますけど、雨に濡れてうれしい人はまずいないし、今回のような残念な思いをしないためにも、新市民球場には絶対に屋根を架けるべきなのです。いくら坊ちゃんスタジアムが立派な球場だとしても、どうがんばっても雨には勝てません。「屋根付き球場は珍しくない」って意見もありますが、中四国に屋根がついた球場はありません。「無駄金を使うな」って意見もあるでしょうが、300億使って「やっぱり使い物になりませんでした」ってことになるんだったら、350億出してでもきっちりと役に立つ物を建てることにこそ意味があると思いますが…。

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2002.5.5
対阪神
3−4
5連敗
■連鎖
4月30日の対巨人4回戦の5回ウラの悪夢から○○○○○の5連敗で、とうとうついに今シーズン初の借金生活に転落。ロペスの守備がどうのこうのとか、建さんに粘りが足りないとか言ってもしかたありません。カープが連敗していることも悲しいですが、巨人が連勝していることの方が悔しくてなりません。あの試合を勝っていれば、おそらく第3戦もモノにできたはずです。巨人は主力の5と8が戦線離脱し、「こりゃあまずい…」って暗雲が漂っていた時期であることに間違いありません(自信のなさがあのシールです)。あそこで叩いていれば、「主力なしではやっぱり無理だ…」って雰囲気が立ちこめ、河原が打ち込まれて逆転負けってことにでもなれば、1ヶ月は立ち直れなかったはずなのです。相手は高卒3年目の投手(巨人では10年に1回ぐらいしかない)でしたし。5回ウラも4−2と追い上げたとはいえツーアウトランナーなし。ここから5、8抜きで一挙に4点とってひっくり返したわけですから、「お、あいつらがいなくても勝てるじゃんか、いけいけどんどん」って気分に一瞬にしてなった結果が今の連勝街道につながっているわけでして…。こうなりゃ早いとこ5、8に戻って頂くしかありませんね。
2002.5.4
対阪神
残念ながら雨天中止
■ああもったいない、もったいない
昨日の試合、「よく入ってるな〜」と思っていたら、カープの発表では3万2000人の大入り満員。久々に見ましたね、入場者数3万2000人。試合はカープファンにとっては最悪の結果ではありましたが、興行という面からすれば最高だったはずです。が、しかし、好事魔多しで今日は雨で中止。昨日の調子からすると、阪神ファンがさらにわんさかと押し寄せて来たはずで、2日連続の札止めは必至な状況だっただけに、ホント、もったいない限りです。そりゃあ今のチーム状態からすると、できることなら試合は避けたいところなのでしょうが、そうはいっても広島カープ球団はプロの球団。試合収入があってナンボであるわけで、大もうけの試合をみすみす雨に流すというのは、球団経営サイドからすればがっくりってことになるはずなのですが…。そのくせ、この期におよんでもあいもかわらず「屋根はいらない」と言い続ける姿勢には納得できません。今のご時世、プロ野球の球団が「試合は天気任せ」と居直っていいもんなのでしょうか!?そりゃあ「ローテーションが楽になる」とか「選手の疲れがとれる」とかいった利点もあるのかもしれませんが、雨で試合を流せばシーズンオフにかならずしわ寄せがくるわけで、カープが優勝を競るような順位にいるとか試合相手が優勝秒読みとか、あるいはその両方であればそれでもウハウハになるでしょうが、その逆であれば晩秋の薄ら寒い日にナイターやでゲームをやっても客が入るわけありませんよね…。それを思えば、屋根さえあれば今日の試合もまちがいなく開催できたはずで、屋根をつけてきっちりと試合が消化できる球場を整備しましょうよ、やっぱり。
2002.5.3
対阪神
11−18
■不用意
3試合連続二ケタ失点で4連敗。工藤に完封負けをくらってから、どうにもちぐはぐな試合が続いてます(祟られたか?)。今日は最後の牙城である佐々岡がいとも簡単に陥落。後を継いだリリーフ陣もあっけなく被弾炎上と、井川を撃沈して計11点も取ったというのに18点も失点しては勝ちようがありません。ここ3試合で失点もさることながら被本塁打数が8。「ランナーをためてガツーン」をくらうパターンがあまりにも多いです(反対にカープはソロホームランが多い)。しかも初球(早いカウントから)にくらうパターンが多いように思います。今シーズン、ストライクゾーンが広くなったために、早いカウントからかなり積極的に振るという傾向があるそうです。打者が内気満々のところへ向けて不用意にストライクを取りに行く配球をしてしまうと、出会い頭でがつーんという被本塁打が増えることになりますね。ランナーがいないときなら失点1で済もうものですが(これが今のカープのパターン)、ランナーをためた状態だと大量失点はさけられませんな。やはりこのパターンを避けるためには「とにかく初球は慎重に」でしょうね…。でもカープに対しては、どんどん不用意に投げ込んでくださいね。
2002.5.1
対巨人
6−12
横山沈没
■展開ひとつで…
昨日、今日と、派手にやられてしまいましたね。まあ昨年同期も対巨人戦1勝4敗であったことを思えば、今の時点でそれほど悲観する必要もないでしょう。それはそうと、問題なのは投手陣。この3日間でなんと失点が25。投壊状態の最下位横浜はさておき、リーグ5位の4.49に低下してしまいました。他の4チームが防御率4点未満であること考えると、傾向としては非常にまずい状態に陥りつつあると言えます。昨日の苫米地が5回途中で降板、今日の横山は3回もたずに9失点(すべて自責点)と、序盤〜中盤にかけて試合が壊れてしまうパターンが続きました。先発投手陣のコマ数はあるとはいえ、せめて5回までは辛抱して欲しいものです。打線は昨日が12安打、今日が13安打と2試合連続の2ケタ安打なのに、得点は4点と6点。対する巨人は13安打で11点と15安打で12点というカープに比較してずいぶんと効率のよい攻め。初日の工藤は仕方ないにせよ、2戦目、3戦目は展開によっては(ランナーをためてガツン)、点の取り合いのシーソーゲームになっていたかもしれないだけに残念です。投手力が下降している今、頼りになるのは打線です。阪神戦では力強い打線の援護を期待したいものです。

■いない方が強いんじゃ?
この3連戦、5と8が欠場。今日はEtOHまでスタメンに名前がなかったというのにきっちりと勝ちました。しかも「猛打」で。FAや逆指名がいなくったって、取って付けたように連れてくる元大リーガーが変化球にさっぱり対応できなくったって、それ以外の選手できっちりと勝てるわけです。金に糸目をつけない手っ取り早い補強っていうのはもうやめたら?これを機会に。

■別にいいんだけど…
D.O久保って芸能人している分にはいいんだけど、「野球解説者」には向かないと思フヨ…ちゃっかり巨人OBには困ったもんだ。同類としてカワグチという投手もおりますな。ちゃっかりと言えば、I谷ピッチングコーチも広島に戻って来とったけど、イメージ悪ぅ…。


激辛鯉野球 バージョン2之3大原則

ひとつ 辛辣な表現は控え、選手個人への執拗で感情的な攻撃は致しません
ひとつ 客観的な立場で論ずるために、試合内容についての即日更新はしないように努力します
ひとつ たとえ連敗が続いても、日々表現が激烈にならないよう注意します


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