2001年シーズン、前半戦総括みたいなもの


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最終回に粘ったものの惜敗。前半戦最後のヤクルト3連戦に1勝2敗の負け越してしまいました。久々の5割ターンを目前にしていながら、結局借金2で2001年シーズンの前半戦を終了。成績は、79試合36勝38敗5引分(借金2)で最下位…。ま、ここでいう最下位とは、どこぞの球団が暫定首位になりたいがためだけに定めた悪法(勝ち数順)によるもので、昨年までの真っ当な順位付け(勝率順)でいけば3位なんです、念のため。しつこいのはじゅうじゅう承知ですが、どうにもこうにも納得いかないので何度も書いてます。
1999年、2000年シーズンと2001年シーズン
貯金と借金の推移
「ずいぶんと今年は例年になく検討している」っていうことなんですが(現に私もそう思ってましたが)、ここ3年間の前半戦の成績を比較してビックリ。今年の借金は2、昨年の借金3、一昨年は怒濤の13連敗直後ということもあって借金10。借金の数から言えば、昨年とほとんど変わらないのです。なぜ?
それはひとえに、「経過」の違いでしょう。昨年の4月、カープはまれに見る絶好調さを維持し、貯金を最大7にまで増やしました。ところが、ご存知のように、緒方、前田が前列を離れた途端ずるずると後退。折り返し点は単なる通過点にすぎず、そのまま降下して、結局、指定席の5位に落ち着いてしまいました。一方の今年は、貯金は最大3つまでだけど、借金も4が最大。爆発的な連勝もない反面(4連勝が最大)、絶望的な連敗も「まだ」ありません(5連敗まで)。安定しているといえば安定している戦い振り。大きな連勝がないのは打線が今ひとつしめりがちなため。大きな連敗がないのは、先発投手陣をはじめとして、投手陣が例年になく安定しているため、これにつきます。
昨年、防御率4.48はセ・リーグでぶっちぎりの最下位。崩壊してしまった投手陣の建てなおしが急務とされていました。「川端コーチが何年やってもダメだった投手陣の建てなおしが1〜2年でどうにかなるものでもなかろう」と川端コーチ擁護派(?)は言ったでしょうが、切り札の北別府コーチが就任した途端、防御率は3.66でリーグ3位。「Aクラス入りの最低条件はチーム防御率3点台」という課題は現時点ではクリアされちゃいましたね。この好結果が北別府コーチのみのおかげとは思えませんが、今年就任していなかったらどうなっていたかわかりませんね。「川端コーチが何年やってもダメだった投手陣ですから…。
恩知らずを切り捨てて新四番にすえたのが金本。今年はシーズンイン直前にひいてしまったカゼの影響で昨年みたいな勢いはありませんが、4番としての働きは十分だと思います。ロペスも打率は昨年ほど上がりませんが、本塁打19本、打点54打点に関しては合格点。で、今年大ブレークしているのがディアス。本塁打18本、打点48は、ホント、嬉しい大誤算!?ロペス、ディアスがどっしりとポジションをおさえているため、今年の目玉の新井が未だにレギュラーポジションを取れていません。ディアスをセカンドに固定したためキムタクがセンターへ。外野にはもちろん金本がいるので、枠は後一つ。「1年目から活躍して新人王を」と目論んでいた廣瀬もレギュラーにはまだまだなれず。それでも66試合で26安打、.273は立派。
前半戦終了間際に緒方、前田が間に合いました。この二人が、代打だけでなくスタメンから出られるようになれば、打線はベストメンバーになります。彼らがいない間、これだけ持ちこたえられて来たんだから、この二人が加われば、5割なんてちょろい、ちょろい?でも、オーダー編成に困りそう…。
緒方 東出 東出 木村拓
東出 緒方 ディアス 東出
前田 前田 緒方 前田
金本 金本 金本 金本
ロペス ロペス 前田 ロペス
ディアス ディアス ロペス 緒方
野村 新井 新井 ディアス
西山 木村一 西山
投手 投手 横山 投手


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