「ナイスプレー」、何でセーフだ、☆ャ★パ※ア??
どうしてこれがセーフなの?



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6月5日の対巨人戦、9回表ワンアウトランナー1塁での場面。阿部のライト前ヒットで一挙三塁を陥れようとした走者に対してキムタクが新井にナイス返球。送球は新井のグローブにすっぽり収まり、そのグローブに向けて走者がスライディング。誰がどう見ても、「キムタクナイスプレー!」でツーアウトランナー1塁、巨人の反撃ももやはここまでってはずだったのに、三塁塁審・Yのコールは「セーフ!」(Y=新喜劇と同じ名前)。このあまりにも不条理な判定に激怒した新井は、Y塁審をどついて退場処分。球場は不穏な雰囲気に包まれました。
この日の試合私は外野から観戦していたので、もちろん新井の手元なんて見えませんでした。でもあの温厚な新井があれだけ怒って審判をどつくんですから「絶対にアウトのはずだ」と確信してました。家に帰ってスポーツニュース(スポルト)をチェックしましたが、やっぱりどう見てもアウト。そして、次の日の朝刊に載ったのがこの写真↓です。完璧にアウトでしょ?ある知人がこの写真を見て、「新井、落球しとるじゃん」と言いましたが、もしそうだとしたら新井もあんなに怒らなかったでしょうし、タイミングは完全にアウトだったわけですから、審判がちゃんと「落球のため」と説明したはずです。

左写真は平成15年6月6日付 中国新聞HP、右動画は平成15年6月5日のスポルトより
さらに念のため,別の角度からのVTRをチェックしてみましたが,どう見てもボールの方が先。ボールがグローブに収まってからランナーの足がグローブにタッチしています。キムタクの送球はこれ以上ない最高のもの。キムタク−新井の大ファインプレーなんです。で,その瞬間,審判はどこにいたのか?動画を見る限り,審判がタッチの瞬間を見たのはほぼ真横。立ち位置としてはベスト。ベース・グラブ・ランナーの足の位置関係が見えなかったわけありません。彼にははっきりとベースとランナーの足の間にボールの入ったグローブがあったのが見えたはずなんです。なのに判定はセーフ。これを誤審と言わずして何が誤審だッ。ガイアンツの三塁コーチがやったセーフのジェスチャーが目に入って,思わず手を広げたのかと思いましたよ,ったく。このあまりにも不合理な判定に激怒した新井は三審吉井をどついたため退場。はちゃめちゃな判定の上に四番打者まで退場に追い込むとは,さすがの一言です。ジャイアンツに有利な判定を繰り返す審判のことをジャンパイアと言うみたいですが,こんなだれが見てもアウトのプレーを堂々とセーフにしているからそんな風に言われるのです。もうちょっと上手にやれば?これだけ証拠がそろっていても,「やっぱりあれはセーフ」って断言するんですかね?ま,せざるを得ないでしょうけども。で,ガイアンツファンに言わせれば,カープファンの被害妄想ってことになるんですかね,どーせね。
あとあとからいろいろな人が書いている文章を見るにつけ,この巨人3連戦,ジャンパイアの猛威が吹き荒れたみたいですね。思い起こせば,第1戦・9回表の佐々岡vsキヨハラの場面,外角にピシャリと決まった筈の球をボールと判定。佐々岡と西山がずっこける位の「なんで今のがボール?」判定。本来ならここで見逃し三振だったはずなのに,主審のおかげで命拾いしたキヨハラは気落ちした佐々岡の球を勝ち越しツーラン。結果的にこの日の主審のボール判定がものの見事にガイアンツの逆転勝ちをアシストしたことになったわけです。こういった判定に対する不満が,最終的に建さんの退場劇に発展したと言っても過言ではありますまい。
審判を狙ってボールを投げたとすれば,あの極悪人ガルベスと同じ悪行所行ということになります。でもちょっと待ってください。あの時のガルベスは○人の如く審判に向けて全力投球の剛球を投げつけましたが,建さんはボールボーイにちょい強めボールを放っただけですよ。しかも狙われたとされる主審は当初気が付かなかったそうじゃないですか。どっかの局のVTRに,「俺に?俺に?」って確認しているTの姿が録画されていました。このように,なんてことない場面を混ぜっかえしたのは,一塁塁審か三塁塁審か?三塁塁審であれば,建さんの退場と新井の退場の両方を演出したことになりますね。←三塁塁審であったことが判明。やっぱりね。
温厚な建さんをここまで逆上させた主審T。なかなかやりますな。ネットでいろいろ調べてみれば,「はぁなるほど」って記事がけっこうありました。これからは審判の面子にも気を配らねばなりませんなぁ…。また一方で、「人間誰しも間違いがあるんだから」と、ヒューマニストぶりを発揮される方も居られるかと存じますが、「謝ってこそ人間」ってこともある点をご了承ください。プロ野球の審判って、私などのような、そんじょそこらの凡人とは違うわけですからね


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