まだそんなことを言ってるんですか?
こりゃ建ちそうにないぞ…orz


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今朝の新聞(6月3日付け)を見て朝から脱力しますた…。新球場建設に暗雲です…。
現地建て替えに決まったはずの広島新球場の完成が、周辺の公共施設の撤去が必要で、当初予定よりさらに1年遅れて2010年春になるとのこと。そして建設費も当初試算の165億円を上回る見通しとか。ということで、「市はさらに関係者と協議しながら、現在地建て替えかもうひとつの候補地である貨物ヤード跡地(南区)への新設を進めるかを判断する」んですと…。
そもそも、「どこに建てるか」という議論は、今年の3月の建設促進会議の最終報告で終わったと思っていたんですが、この期に及んでまだそんなことを言っているなんて信じられません。「関係者と協議しながら」の関係者って誰なんですか?促進会議のメンバーなんでしょうか?少なくとも「ファンの意向」なんてものはそこには介在しそうにありませんな…。なんとかしてヤード跡地に建てたい(建ててもらいたい)って魂胆はよくわかるんですが、ずるずると引き延ばすばかりで、ファンの期待を弄んでいやしませんか?ヤード跡地に屋根なし球場を建てても観客は来やしませんよ。新球場建設問題って、とにかく「新球場さえ建ててしまえばいい(どこにでもいいから)」って話じゃないと思うのですよ。「観客数を増やすことで地元の宝であるカープの経営基盤を確たるものにする」っていうのが当初の目的だったような気がするんですが。
さすがに1年もかけて話し合った結果を蔑ろにはできないだろうと思ってましたが、それでも不安だったのはそれでも「ヤード跡地に未練たらたら」て思惑が見え隠れしてたこと。だって、「場合によってはヤード跡地もありうる」と、実施計画を現地建て替えに一元化しなかったですからねぇ…。来年の春あたりに、「いろいろ考えましたが、やはり現地建て替えは無理なんでヤード跡地とすることにしましたッ」って当初の思惑通りに押し切ってしまいそうな雲行きですね(そしてさらに完成予定がずれ込む)。その場合は、これまたどっちつかずの「将来の屋根架けを考えた設計にする」とかが付きそうですが。
建てる場所が決まらない建設話をいくらこねくりまわしたところで時間を浪費するばかりで、何も前には進まないのが必定。あからさまに時間切れを狙った作戦には辟易してしまいます。そういば、専門家の意見を引き合いに出して、「これが最高」と決めた新球場建設事業案が、核企業の撤退であっけなく頓挫したってこともありましたっけね(遠い目)。専門家の意見ほど…(以下略)。「そりゃそうと、どこにいつ建つ、新球場?」(詠み人知らず)。中の句は、「建てる気あるのか」の方がいいかも(苦笑)。


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