江藤 智 1989−1999
1970.4.15生 右投・右打 関東高−広島→巨人(2000)


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エトー君、君は被害者だったのか!?
27日発売のフライデーを買って読んでみました。その時の状況は、なかなか戦慄すべきものがありました。あそこまで書かれて(ある程度の脚色はあるにせよ)、「事実無根だ」、「名誉毀損だ」といきり立たないところを見る限りにおいては、二人の間でその事実はあったのでしょう。法律的に問題となってくるのは、「無理矢理」か「合意の上」かということであり、巨人側とすれば、「合意の上」という判断のように思えます。だのに、「むりやりだった」ということで恐喝されたエトー君は、つまり被害者ということなのです。実際問題として、我々がどうのこうのといったところで、被害者が何らかのアクションを起こさない限り法の上ではエトー君は全く潔白なわけです。と、なってくると、あちこちの掲示板でエトー君のことを誹謗中傷している人たちはどうしても歩が悪い。「どちらが正論か」という話になれば、今の時点で法を侵していないエトー君は全く悪くないわけで、罵詈雑言を叫べば叫ぶほど、自分たちを貶めてしまうことになってしまいます。ただね、それはさておき、妻帯者であるエトー君がフライデーに掲載されたような事をやってしまったことは事実です(しかもキャンプ中に)。これは法に触れないまでも、と〜っても恥ずかしいことですよね〜。監督がスタメンで使うんだから、出ないわけにはいきませんわな。ビールかけの時にはインタビューを受けたりしてさぁ…。よくやるよ、まったくね…。あんな人とは思わんかった…。松坂の場合は、「まだ若いから」って同情してもらえるけど、エトー君はもう30歳。あきれちゃいました。
とんだ有名税!?
日本シリーズ真っ盛りの今日、27日発売のフライデーにエトー君の記事が載るらしい。しかもその内容というのが「女性トラブル」。その内容は、「江藤内野手は日本シリーズに備えた宮崎キャンプ中の今月11日夜、セクハラ(性的嫌がらせ)事件を起こしたという。知人を介して、巨人の選手との夕食に誘われた女性が宮崎市郊外のペンションで、江藤内野手から関係を迫られたという(10.27付、中国新聞)」ものらしい。●スポネタ的な内容なら、絶対に中国新聞に載るはずはないのだが、載っているところをみると「それらしい」事件自体は起こしているのか?10.14に門限破りとして巨人軍から罰金と厳重注意の処分を受けているところをみると、確かにフライデーに掲載される事件が有った日には午前様あるいはお外泊をなさったことは間違いないようです。しかし、巨人がエトー君自身に事情聴取したところ、「閉じこめられ、襲ったと報じられるような状況にはなかった」(原文まま、でも何か変な日本語です)と証言したらしい。これはなかなか微妙なニュアンスです。この手の事件にありがちな「事実無根、名誉毀損で●●社を提訴」、「訴状を見ていないのでコメント出来ない」というおきまりな文言ではなく、「と報じられるような状況にはなかった」という言い回し。これってつまり、「そのような状況にはなかったけど、それに近い状況にはあった」ことを認めているってことになりはしますまいか?う〜ん。とはいえ、S捕手が「泥酔してセクハラして靴で殴った」ことで即解雇となったことを思えば、昨日にしても今日にしても日本シリーズに出場しているんだから、S捕手よりも嫌疑性は低いと考えざるを得ないんでしょうね、やっぱり。「警察云々」っていうのは、どうやらこの件に関する恐喝事件に関係しているみたいですから。ただねぇ、松坂君ではありませんが、「謹慎」ぐらいはやった方がよかったんじゃない?内容が内容だけに…ただでさえ注目される巨人軍選手。プライベートな時間でも自己管理はあたりまえ。ま、望んだ環境じゃないか、エトー君!
シゲヲ君、そこまでやるか?
先の中日3連戦(8月18日〜20日)、シゲヲ君は、エトー君にバントを指示。なんとエトー君はそのサインに首を振ることなく(まあ振るわきゃあありませんが)、きっちりと「バント」。しかも、最近ちょっと太り気味の体を揺らして、けなげにも1塁へ全力疾走。「ぬるま湯」カープでは見せたことのない真摯なプレーに苦笑。たださあ、FA移籍したとはいえ、君はカープで四番を打っていた選手。それが、バントまでやらされて松井の露払い扱い。試合展開がそうだったとはいえ、カープファンからすればあまりに酷い扱い。野球選手としてのプライドはどこへ行ってしまったの?こうまでコケにされて、本当に今の生活に満足しているの?それとも、そんなことが気にならなくなってしまうほど骨の髄まで巨人選手になってしまったのか、エトー君!?
ついにリタイア、でもその真相は?
エトー君が、今まで罹患したことのない「肋軟骨痛」という不思議な名前のケガでついに登録抹消。そして、オールスター辞退という事態に。現在絶好調のエトー君にとっては残念で仕方ないのかもしれませんが、タイミングがあまりにも出来過ぎの感があると言うのもまた事実。時あたかも、髀肉の嘆をかこっていたキヨハラが一軍復帰。エトー君がどうのこうのと言う前に、まずはマルちゃんが絶妙のタイミングでリタイア。で、とりあえずは一塁が空きました。しかし、すぐにキヨハラがスタメンというのもまた問題(江藤が一塁に回ればすむことだから)。そこで白羽の矢が立ってしまったのがエトー君。二軍であれだけの集客能力を示したキヨハラ。エトー君とキヨハラを比較した場合、地味〜なエトー君とお祭り男キヨハラを比較した場合、どちらが「華」があるか?誰が考えても、キヨハラのもんです。営業サイドからの強い要望に「いいひと」エトー君は屈してしまったのか?
そんなにバッティングが上手かったか?
ついに20号の大台に乗せてしまったエトー君。このままのペースで行けば、巨人にFA移籍した選手の初年度成績としては、破格の好成績になりそうである。広島でプレーしていた時、この時期で20号なんてことあったかいな?39本でタイトルを獲ったときはどうだったか?いつも通りの「夏の大爆発」をやれば、自身初の40本以上もあり得るかも。でもなあ、最近、あんたのバッティングフォームを見て思うことがあるんよ。昔から外角には強いと言われとったが、あんなに綺麗に真ん中から外よりの球を右中間へさばけとったっけ?巨人へ行っての、いきなり打撃開眼ってことはないだろうから、広島にいた間は、このバッティングを封印しとった、つうわけじゃね?なめられたものよの〜、ホンマ。これまでにも、何度か40本越えのチャンスはあったが、盲腸(だったか?)になってみたり、イレギュラーが目に当たったりで、「どこまでもツイていない」打者だったが、「不幸な事故」はいつ起きる?そうか、ぬるま湯環境じゃあないので体の不調は起きないし、土のグラウンドじゃあないからイレギュラーもないか。
どこまでもやってくれるよ、おい…
今年一番の観客を集めた今日(7.1)の巨人戦、延長戦まで持ち込まれた熱戦をぶちこわしてくれたのが、エトー君です。あんた、一体、どれだけカープをこけにすりゃあ気が済むんかの?満員の観客の、推定9割は広島ファン。ずいぶんと見慣れたとはいえ、半数以上の広島ファンは、あのFA騒動当時の悔しさを覚えているはず。「ええかげんにせえよ」と念じているその場で、昨日、今日とタイムリーヒット。広島における反江藤派の数が、推定2万人は増えたぞ、絶対。昨日の松井の場外弾は、「敵ながらあっぱれ」って気持ちになったけど、あんたの今日の勝越打は、「たのむから、もう広島に来ないで(怒りをおさえた婉曲表現、公の場だから自重)」って心の底から思ったぞ。でもねえ、外様が打って勝った試合を見ていて、巨人ファンは本当にうれしいんでしょうかねえ…。謎だわ〜。とにかく、しつこいようだけど、FAやるんなら、逆指名やめろ、逆指名やるんなら、FAやめろ。そうしないと、プロ野球全体がしらけてしまうがね。ホント。「巨人が100勝して、30ゲームぐらいぶっちぎって毎年、毎年優勝すればいい」なんて思っている人って、たくさんいるんだろうなあ。私は広島ファンですが、「毎年優勝すりゃあええ」までは思ってませんよ。たしかに、V9時代の巨人は強かったです。金もじゃんじゃん使っていたみたいですが、少なくとも、「あれも欲しい、これも欲しい」と、出来上がった選手を寄せ集めるんじゃなかったはずなんですがね〜。
「厳しい攻め」はどうなった
「江藤の事は全てわかっちょる。打てるコースも打てんコースも」、みたいなことを達ちゃんは言っていたはず。江藤を抑える秘訣は、インコースで起こしてアウトコースという教科書通りの攻めのはず。オープン戦での初対決でも、ひっくり返るようなインコース胸元のタマを投げていたはず。あの攻めが大人げないと怒る人はカープファンではない。あの程度の攻めは全くの常套手段です。東尾監督に聞いてごらん。「こりゃあ、今年はオモロイ対決が見れるでぇ〜」と、カープファンはわくわくしていたはずなのに、いざフタを開けてみれば他チームでの打率よりカープ戦での打率が高いという本末転倒の結果に。まさか、あの試合の後の新聞紙上での一方的な根拠無きバッシングにおそれをなしたわけではないのでしょうが、いやらしいほどの胸元の厳しい攻めはあれ以来なし。別に「ぶっつけろ」と言っている訳ではありません。FA移籍が正当な行為であるのなら、インコース攻めも、もちろんルールにのっとった正当な攻めたまには手元が狂うってこともあるかもしれませんが、インコースを投げてこないとなると、ぐんぐん踏み込んでくるのは必定。ただでさえアウトコースには強いんだから。裏を返せばインコースは打てないんだし、どんどん攻めればいいのに、インコースを。そうしておかないと、夏場にはいままで以上にボカスカにやられまっせ〜。夏場にだけは打つんだから…(00.5.21記)。
恩を仇で返す男
カープ戦が始まるまで2割にも満たない低打率で、清原と入れ替わりでスタメン落ちするという噂があった江藤が、他チームとの対戦では凡打凡打の山を築くくせに、広島戦になった途端生き返ったようにヒットを打っている。昨日は佐々岡から2安打(4打数)でついに打率2割に乗せたと思ったら、缶ビールが降ってきた。今日はカープが大事に大事に育てている新人の苫米地からスリーラン。しかも250号のメモリアルアーチ。そのほとんどをカープで打ったはずなのに、電光掲示板には「おめでとう250号 東京読売巨人軍 江藤 智選手」。よくもまあ、皮肉な巡り合わせになるもんである。どこまでもコケにしてくれるわ、ほんま。「元広島東洋カープ」ぐらいのユーモアがあってもおもしろかったんじゃあ。ま、巨人自体は試合に負けたんで、江藤の250号も単なる空砲となって本当によかった、よかった。逆転弾にならなくて。もし江藤の一発で巨人が逆転勝ちでもしていたら大暴動になったかも…。広島ファンって、がらが悪いことでも有名だから…。
わかっていた事とはいえ…
「江藤 智2000成績予想」を書いた頃といえば、「江藤憎し」テンションが最高潮に達していた時期でもあり、「こんちくしょう、こんちくしょう」と思いながら記事を作りました。実際の値が出たとき、「いかにいってもここまでのことはなかろう」と思いつつも、「これぐらいの方がおもしろい」と思ってそのままを載せました。ところが、ところが、今日4月19日現在、その、今の状態は絶不調のここに極まりです。打撃30傑にも載らない低打率。その結果、ついに6番に降格。清原も復活し、このままではベンチウオーマーにまで格下げになってしまうのは時間の問題。とはいえ、江藤に同情するわけにはいけません。今更、「湯の温度が熱すぎる」といったところでもう遅のです。ナギー監督は忘れっぽいので有名。ベンチに居てもその存在を忘れてしまうことでしょう。
江藤、チャンスだ!!
この話は実話なので、文句がある人はTV局にお願いします。当方では一切受け付けません!

江藤君、君は2月15日の「人気者でいこう!」「芸能人格付けチェック、料理編」を見たか?君の当面のライバル、●●●君の新妻、元アナウンサー、現在タレントの××××さんが出ていたぞ。このコーナーは、料理自慢の芸能人がテーマに沿って料理を作り、和・洋・中・伊のプロの料理人が採点して、「一流芸能人」から「食べる価値なし」までに分類するものなのだ。15日のテーマは「チャーハン」、コーナーが始まった途端、おおがみ嬢が「●●●くんは、このチャーハンで釣ったようなもの」とか、「おいしい、おいしいと言って食べてくれたの」といきなりの超ノロケモード。料理の方もハイテンションできっちりと決めてくれれば超かっこよかったんですがねえ…。そこはそれ、元アナウンサーといえども、今は三の線のタレント、ねらい通りにかましてくれました、「食べる価値なし」。つまり、和・洋・中・伊、いずれの料理人も、採点は「×」。確かにコーナーの趣旨が、「家庭料理よりも店に出せる料理を」というコンセプトであり、出演者にとっては厳しいものではあるが、ある料理人にいたっては、「もとき君はこれを食べて本当においしいと言ったんですか?」とまで言出す始末(よくもまあこんなコメントを放送できたもんだ)。さすがにこの発言には、三の線のタレント××××嬢も「…」

江藤君、これはチャンスだ。どうやら宿敵、●●●君の奥さんは料理下手みたいだぞ!スポーツ選手たるもの、体調の管理は食事から、と言うではないか?衣笠先輩は、夫人の努力で肉好きの野菜嫌いを克服して、あそこまで登りつめたんだ!今年の●●●君の体調はボロボロ間違いなし!!ただねえ、どんなもんでも「おいしい、おいしい」と食べれる胃袋の強さは侮ってはいけませんが…。
江藤、てめえ、ライバルとなれ合ってどうする?
江藤、てめえ、わかっちょるんか?カープを裏切っただけでは飽きたらず、わしの一番嫌いな●●●なんぞとじゃれあって、何考えとるんなら?●●●はおまえの一番のライバルじゃろ?しかも、●●●っつうたら、ろくな噂がないんで!カメラの前では常にええかっこばっかしするゆうて。てめえも読売の選手になったんじゃけえ、読売テレビを見てみいや。日曜日の朝なんかよおけえ映っとるで、脳天気・●●●が。それを見りゃあ●●●がどんな人間か一目瞭然じゃけえの。おまえ、どんなことを言われたか知らんけど、だまされるんじゃないんで!でもの〜、だまされるんじゃろうの、やっぱり。「いい人」じゃけえね。●●●言うたら、▲▲の腰巾着じゃけえ、あんたもうれしげに欠場したライバル選手の背番号のシールを、うれしげにヘルメットに貼ったりするようになるんじゃろうね。そんなことするプロの選手ははっきり言ってばかじゃけえね。ばかの仲間入りなんかするんじゃないんよ。ライバルが一人でも欠けてくれりゃあ、儲けものじゃろう?プロの選手が「仲良く楽しく」って本気で言っているんだったら、プロ失格よ。「ふり」をしとるだけじゃけえ、「ふり」を。今からでも遅くないけえ、ライバルが一人でも怪我ででもスキャンダルででもなんでもいいけえ、欠けるように祈る事よ。打者なら1打席でも多く打席に立って、投手なら1球でも多く投球してこそ、お給料がもらえるんじゃけえね。森・元西武監督が現役時代に、あの手この手を使ってライバルをつぶした話は有名じゃろう?どうせ知らんじゃろうけどね(今度解説したげるけえね待っときんさい)。「卑怯」とか言われても、言わせておきゃあええんじゃけえね。勝ち残った者が正義なんじゃけえね。元木が2軍落ちしたら、「かわいそう」なんて思わずに「ざまあみろ」ぐらい思えるようになってみい。そうすりゃあ、40本打てるで(まあできはせんじゃろうがね)。もしあんたが調子を落として、スタメン落ちでもしてみんさい。「がんばれよ」ぐらいは言うかもしれんが、心のそこでは「ざまみろ、てめえみたいなよそ者にポジションを渡せるわけないじゃろ」と心の底で笑っとるけえね。背番号33のシールは絶対貼ってくれんよ。なにせ、やつは1年間ハワイへ逃亡して巨人に入った筋金入りの裏切り者(本人は関西人なのに)なんじゃけえね(世間ではこれを「信念ある行動」とか「初志貫徹」とか言っとるけどね)。

●●
なんかに負けるな、江藤(思わず応援)




江藤に輝ける未来はあるのか?


江藤 智 内野手
巨人での成績予想値
試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 併殺 打率
82 285 79 13 1 12 153 52 5 54 98 6 0.218
落合、広沢、清原の成績から、「FA巨人移籍後の成績低下定数」を求め、それを江藤の基準成績(後述)に
かけあわせたもの。打率.218は大スランプの結果です。これを天罰といいます。


▼江藤の弁明、一問一答▼

■「まだ決めていない」と、のらりくらりと周囲を煙にまいていた江藤が、ついに決断を下しました。その決断とは、こともあろうに、なんとあの巨人への移籍。とても正気の沙汰とは思えません…。そこで、巨人へのFA移籍がどんな結果になってしまうのかを予想してみました。

■巨人へFA移籍した他の選手との通算成績の比較

一軍での成績を合算し年数で割ったものを、その選手の基準成績としました。レギュラーを獲るまでの控えの時期や欠場を含んでいるので、この値はとどちらかというと低めの数字(巨人に有利)になります。さて、江藤の基準成績は10年の通算で、1年当たり安打数101、本塁打25本、打点67、打率.279。まあ、そこそこです。これを落合、広沢、清原と比較すると、ほぼ広沢級であることがわかります(広沢:安打数130、本塁打23、打点72、打率.259)。この観点からすると、落合(安打数124、本塁打30本、打点86、打率.319)、清原(安打数123、本塁打30本、打点83、打率.277)は、悔しいですがそれまでの経歴はピカイチとなります。これではっきりしました。巨人は大喜びしているみたいですが、広沢が来た時の期待度を思い出せば暗雲が漂うことは明らかです。

→それでも巨人は、広沢級の成績の江藤に、伝統ある巨人軍の四番を任せるだけの度量がありますか?いいかげん、松井か高橋に4番を任せた方がいいのではありませんか?どうして子飼いの選手を大切にしようとしないのですか?

■導き出されるFA移籍後の成績

これまで巨人に移籍した落合、広沢、清原の成績を見てみましょう。

落合:成績的にはそこそこだが、基準成績に比べて本塁打、打点ともがた減りで、三振に併殺打が増える。しかし、最後の年(1996)だけ打点を基準成績に戻しているのはさすが落合(それで燃え尽きたのですが)。

広沢:1年目はそこそこ。そしてなぜか1年おきに成績を残す(しかし3年目の115三振に19併殺打は全くいただけない)。好成績になるはずだった今年、ついに轟沈。お払い箱になって阪神へ都落ち。「巨人軍OB」と大きな顔をしないで欲しい。なぜあのとき慰留を振り切ってさっさと阪神へ行かなかったのか悔やまれる。死に場所を失ってしまった武士みたい。

清原:こいつも1年目は頑張っている。本塁打32本、打点95は立派なのだが、あまりにもひどい152三振(1試合に1つ以上)で帳消しでしょう。その後は凋落の一途で、今シーズン(1999)ついに出場試合数100を切り、ベンチからも姿を消してしまったのは周知の事実。来年は、「代打の切り札」とか言われてますが、率が低く三振が多い打者を切り札に使えますか〜?でも、ホント、長嶋茂雄って飽きっぽいですね〜。

結論:江藤が吠えていたように、「ぬるま湯」からの脱却(環境の変化)が、1年目の異様ながんばりを生むのだけど、結局は「蝋燭の最後のひと燃え」。朽ち木が倒れるが如く奈落の底へまっしぐらでしょう。

君のように繊細で、チャンスにめっちゃ弱く、波の激しい打者が巨人へ行っていい結果になるとは到底思えない。ぬるま湯にどっぷりと浸かって、4番を打っていた方が似合っているような気がするな〜。ただし、巨人で引退しさえすれば、「巨人OB」という看板だけはもらえるので、干されようがけなされようが、飼い殺されようがどうしようが、一心不乱にしがみついているのが一番ダ。間違えてもロッテとかに放逐されないようにくれぐれもお気を付けを…。そして間違えても「広島OB」なんて言わないでね(絶対そんなことはないでしょうがね)。




成績:落合博満(1953.12.9生)

ロッテ(1979〜1986)−中日(1987〜1993)−巨人(1994〜1996)−日ハム(1997)


年度 年齢 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 併殺 打率
1993までの通算 1,712 5,846 1,867 299 14 452 3,550 1,284 58 1,213 857 167 0.319
15年間の平均 114 390 124 20 1 30 237 86 4 81 57 11 0.319
巨人・1994 39 △129 △447 △125 19 0 15 189 68 0 △87 56 ▼13 ▼0.280
巨人・1995 40 △117 △399 124 15 1 17 192 65 1 76 ▼87 ▼17 ▼0.311
巨人・1996 41 106 376 113 18 0 21 194 △86 3 70 53 ▼11 ▼0.301
巨人での通算 352 1,222 362 52 1 53 575 219 4 233 196 41 0.296
巨人での平均 117 407 121 17 0 18 192 73 1 78 65 14 0.296


成績:広沢克己(1962.4.10)

ヤクルト(1985〜1994)−巨人(1995〜1999)−阪神(2000)


年度 年齢 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 併殺 打率
1994までの通算 1,271 4,658 1,301 202 11 228 2,209 719 67 500 1,107 136 0.279
10年間の平均 127 466 130 20 1 23 221 72 7 50 111 14 0.279
巨人・1995 33 △131 △446 107 18 3 20 191 72 6 △62 88 ▼14 ▼0.240
巨人・1996 34 38 91 18 3 0 4 33 13 0 11 29 4 ▼0.198
巨人・1997 35 126 428 120 13 1 22 201 67 2 46 ▼115 ▼19 △0.280
巨人・1998 36 73 163 49 7 1 9 85 24 1 26 48 1 △0.301
巨人・1999 37 16 14 2 0 0 1 5 1 0 2 6 1 0.143
巨人での通算 384 1142 296 41 5 56 515 177 9 147 286 39 0.259
巨人での年平均 96 286 74 10 1 14 129 44 2 37 72 10 0.259


成績:清原和博(1967.8.18生)

西武(1986〜1996)−巨人(1997〜)


年度 年齢 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 併殺 打率
1996までの通算 1,403 4,886 1,353 229 12 329 2,593 915 58 1,106 1,089 114 0.277
11年間の平均 128 444 123 21 1 30 236 83 5 101 11 10 0.277
巨人・1997 30 △130 △462 115 △24 0 △32 235 △95 0 76 ▼152 7 ▼0.249
巨人・1998 31 116 384 103 14 0 23 186 80 1 75 76 ▼13 ▼0.268
巨人・1999 32 86 263 62 12 0 13 113 46 0 56 68 ▼12 ▼0.236
巨人での通算 332 1,109 280 50 0 68 534 221 1 207 296 32 0.252
巨人での平均 111 370 93 17 0 23 178 74 0 69 99 11 0.252


成績:江藤 智(1970生)

広島(1988−1999)−巨人(1999〜)


年度 年齢 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 併殺 打率
広島・1990 20 38 71 17 3 2 5 39 10 0 9 16 2 0.239
広島・1991 21 91 260 56 9 1 11 100 31 0 52 87 5 0.215
広島・1992 22 89 277 80 14 0 16 142 45 2 35 51 4 0.289
広島・1993 23 131 482 136 15 1 34 255 82 7 84 94 9 0.282
広島・1994 24 105 390 125 21 0 28 230 81 7 70 81 6 0.321
広島・1995 25 127 462 132 30 1 39 281 106 14 92 93 6 0.286
広島・1996 26 106 388 122 19 1 32 239 79 8 80 68 2 0.314
広島・1997 27 110 393 99 12 3 28 201 76 3 85 92 6 0.252
広島・1998 28 132 475 120 17 0 28 221 81 7 100 103 7 0.253
広島・1999 29 121 437 127 29 3 27 243 79 9 78 80 5 0.291
10年間の合計 1,050 3,635 1,014 169 12 248 1,951 670 57 685 765 52 0.279
10年間の平均 105 364 101 17 1 25 195 67 6 69 77 5 0.279

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